平成30年度会長あいさつ

  
 

全国中学校理科教育研究会 会長 花田 英樹
(東京都町田市立町田第一中学校長)

 

 平成30年度、全中理兵庫大会の際の理事会におきまして、会長としてのご承認をいただきました、東京都町田市立町田第一中学校校長の花田英樹と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 会長として、大切にしていきたいと思うことを二つ申し上げます。
 1点目は、任意の研究団体としての誇りを再確認したいということです。全中理という組織は言うまでもなく、各都道府県中学校理科教育研究会という任意の研究団体の連合体です。今、私たち教師が大切にしなければならないことの一つに主体的に研究・研修をする姿勢があると考えます。今日、教員の多忙化、学校における働き方改革などが叫ばれ、中学校教員は極めて忙しい状況にあるわけですが、その中でも自分を磨く時間を生み出し、研鑽に励む姿勢が強く求められます。とりわけ、自分の時間を削って、任意の研究会等において自主的に学ぶということが、個々の資質・能力を大きく伸長させるものと確信をしています。「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善が求められる中、教師が主体的でなければ、その実現は容易ではないことは明白です。是非、本会会員の皆様には相互に啓発し合いながら主体的に研究・研修する姿勢を追求していただき、自らの意思で研究・研修に励んでいることに誇りをもっていただきたいと思います。
 2点目は全国組織としての力をさらに発揮したいということです。本研究会は、現在、全国45の都道府県の中学校理科教育研究会の連合体です。本研究会のような中学校教育に特化した特定教科の研究会はそれほど多くはありません。中学校教育に特化した全国ネットの研究会であるということへの意識を今まで以上に高め、全国レベルでの情報交換を一層推進していきたいと考えています。私たちは、日々の教育活動を推進する際に、隣の自治体では何をしているのか、隣の都道府県では何をしているのか、近隣の様子すらもなかなかわからないのが現状ではないでしょうか。それぞれの優れた実践等の情報を共有し、それに工夫を重ねることにより、さらに良いものを創造しようとする姿勢は、必ず子供たちのよりよい学びに結びつきます。このようなことから、今まで以上に全国組織であることの強みを意識し、全国の優れた情報が共有できる研究会でありたいと思います。
 全国の中学校理科教師をつなぐ全中理です。皆様で誇り高く研究・研修活動に邁進し、その情報を共有し合い、さらに磨きをかける、そのような活動を目指してまいりましょう。