令和2年度会長あいさつ

令和2年8月9日更新
  
 

全国中学校理科教育研究会 会長 山口 晃弘
(東京都品川区立八潮学園・校長)

 まずは、昨年8月8・9日に開催しました第66回全国中学校理科研究会秋田大会に、全国各地から1000人近い多くの皆様のご参会をいただき、心より御礼申し上げます。
 さて、一昨年に告示された学習指導要領が、来年4月から施行されます。
 今回の改訂は、教育課程全体を通して育成を目指す資質・能力を三つの柱に整理するという大きなものとなりました。また、グローバル化の進展等により急速に変化する社会において、主体的に関わり、感性を豊かに働かせながら、課題を解決していく力を育むことの重要性が示されています。
 とりわけ中学校理科では、自然の事物・現象について、生徒が理科の見方・考え方を働かせながら学ぶことを通して、科学的に問題を解決するために必要な資質・能力を育成することが求められています。
 このような中、全中理の研究主題は昨年から「理科の見方・考え方を働かせて資質・能力を育み、豊かな未来を切り拓く理科教育」と設定しました。
 そして、今年福岡大会では、この研究主題を受け、大会主題を「試行錯誤する学びのプロセスを通して、概念的な知識を育む理科教育~生徒が主題的に学び部課題を開発する中で~」とし、役員会、理事会、文科省講演、分科会、記念講演等を企画してきたところです。
 残念ながらコロナ・ウィルス感染拡大防止のため、福岡の地に集まることはかないませんでした。
 しかし、全国大会は全中理の活動の中では、もっとも重要で意義深い活動です。「できることから始めよう」ということで、以下の新たな取り組みを行います。


・Zoomを用いたオンライン理事会
・発表者補助資料のweb公開


 新たな取り組みが全国の理科教育の推進に大いに役立つものと確信しております。
 これまで全中理を支えてくださった先達の皆様方のご苦労、ご尽力へ思いを馳せるとともに、全中理の新たな歴史の一歩を踏み出すきっかけとなる大会になったものと感じております。
 すでに、来年は広島大会を計画、準備を始めているところです。 全国の中学校理科教師をつなぐのが全中理の役割です。皆様で誇り高く研究・研修活動に邁進し、その情報を共有し合い、さらに磨きをかける、そのような活動を目指したいと考えています。お力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
 結びになりますが、多大なるお力添えやご支援を賜りました文部科学省、各都道府県の理科教育研究会の関係の皆様方、公益社団法人日本理科教育振興協会、全中理支援センターをはじめとする関係諸団体の皆様方に改めて感謝申し上げます。